通信全般

IoTってなに?基本から自宅のかんたんIoT化アイテム3選を紹介

IoTってなに?基本から自宅のかんたんIoT化アイテム3選を紹介

CMや家電量販店で見かける「IoT(アイ・オー・ティー)」という単語。

聞いたことはあるけど、実際どういう意味なのかよく分からないという方も多いと思います。

「IoTってどういう意味なの?」
「IoTってどんな事が出来るようになるの?」

と疑問をお持ちの方に、本記事では以下について解説します。

この記事でわかる事

・IoTとは
・IoTで出来る事
・IoTで自宅をスマートホームにする方法

これからの時代、少子高齢化や人口減少によって、IoTがより皆さんの身近なものになっていきます。

正しく知識をつけて活用できるようになりましょう!

IoTってなに?

IoTとは、Internet of Things(インターネットオブシングス ”モノのインターネット”)の略で、世の中にある様々なモノに通信機能を持たせ、インターネットに接続する事で計測・制御・管理する事です。

わかりやすく言うと、家電や車など世の中のありとあらゆるモノをインターネットに接続する事でより便利な生活を実現するための技術です。

最近では車もインターネット接続出来たり、スマートスピーカーなんかも一般的に売られていますよね。

あれもIoTの一部と言えます。

IoTに必要な4つのもの

IoTを実現するには主に4つの重要な要素があります。

1.モノ

インターネットに接続させる「モノ」です。

身近にある物で考えれば、テレビ・エアコン・洗濯機などの家電から、車、照明、時計、スニーカーなど、様々な「モノ」が対象になります。

2.センサー

モノから情報を取得するための「センサー」です。

センサーによってモノの情報を計測・収集し、データとして読み取ることが出来るようになります。

得られる情報はセンサーにより様々で、サイズや温度、湿度、速度、明るさ、位置情報など沢山の情報を得る事が出来ます。

3.ネットワーク(インターネット)

センサーで得た情報を送受信するための「ネットワーク」です。

Wi-FiやBluetooth、LTEなど、送受信するデータ量によって通信手段は異なります。

ただ、膨大な量のデータを送受信するには高速かつ大容量の通信技術が必要です。

そこで注目されているのが「5G」の技術ですね。日本でも2020年から本格的に実用化が始まり、注目されている次世代通信技術です。

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4.管理デバイス

モノからネットワーク経由で集めた情報を確認・制御するための「管理デバイス」です。

スマホ・パソコン・タブレットなど、データを可視化するためのデバイスが必要になってきます。

これによって集めた情報を整理・分析する事で、モノが最適な環境で、最適な動作をする様制御する事が出来ます。

IoTで何が出来るの?

IoTが普及する事によってどんな世界が実現するんでしょうか。例を挙げて見てみましょう。

自宅のあらゆるものをスマホで管理(スマートホーム)

家に帰る前にエアコンをつけて、お風呂を沸かしておく、冷蔵庫の中身のデータを見てビールが切れているから買って帰ろう。

布団に入ってからスマホで照明を消して、ついでに家中の窓やドアの施錠も確認し安心して就寝・・・

なんて便利な生活が出来ちゃいます。

さらにクラウド上にデータを送る事でAIが分析し、常に室内を最適な温度・換気状態に制御、電気代も節約してくれる、夢のようなスマートホームの誕生です。

自動運転や遠隔医療

身近な生活が便利になるだけではありません。

例えば自動運転。
車のあらゆる部品についたセンサーから速度、交通量、などを収集・分析する事で、交通渋滞の緩和、自動車事故の防止に大きく貢献します。

また、医師不足が深刻化しつつある医療現場では、患者にIoTデバイスを身に着けてもらう事で健康状態の管理・把握の負担を自動化することができ、より多くの患者にベストな治療を行う事ができます。

業務効率化による経済成長

現代日本では少子高齢化・労働人口の減少が問題となっています。

働き手が少ない中で業務効率化をしてくれるのがIoTです。

モノや設備の管理・改善を自動化する事で人々はより生産性の高い業務を行うことができ、会社全体の生産性向上、ひいては経済全体の成長に繋がります。

自宅をかんたんにIoT化できるスマートアイテム3選

話が少し大きくなってしまいましたが、身近なところでもIoTを活用して生活をかんたんに便利にすることが出来ます。

ここでは手軽にIoTを自宅に取り入れられるアイテムを紹介します。

スマートリモコン

最近はIoT機能を搭載した家電も沢山販売されていますが、何十万もする高額商品が多いですし、わざわざIoTのために家電ごと買い替えるのは大変ですよね?

そこでオススメなのが「スマートリモコン」です。

スマートリモコンの特徴

アナログ家電をIoT化できる

スマホで家電を一括管理できる

AIが利用状況を分析し最適な使い方を提案

スマートリモコンは一般的な赤外線リモコン対応の家電に利用する事ができ、スマホとWi-Fi接続する事でデジタル信号を赤外線に変換、家電をスマホから一括管理する事ができます。

家電ごとに違うリモコンを操作する必要がなくなり、

「あのリモコンどこに置いたっけ・・・」

みたいな煩わしさともおさらばです。

また、自宅近くまで帰ってきたらエアコンを自動でON、起きる時間に自動でテレビをONにするなど、自分に合わせたルールを作成することも出来ます。

オススメは「Nature Remo mini」

(出典:Amazon)

Nature Remo miniはAmazonなどから気軽に購入する事ができるスマートリモコンです。

オススメポイントは以下です。

ワンタッチでリモコン登録がかんたん

「ルール」機能で家電を自動操作できる

スマートスピーカーと連携して声で操作できる

Nature Remo miniをWi-Fi接続した状態で登録したい家電のリモコンを操作すると自動でリモコンを検出、ワンタッチで登録する事が出来ます。

また、「ルール」機能を搭載しており、事前に決めておいたルールに従って家電のON/OFFを切り替えることも出来ます。

■使用例
・夜0時になったら電気を消す
・朝7時にテレビをつける
・スマホとの距離が300m以上離れたら(外出したら)家電をOFFにする

さらにGoogle nestなどスマートスピーカーにも対応しており、声で家電を操作することも可能です。

スマートスピーカー

スマートリモコンと相性バツグンなのが、スマートスピーカーです。

Google、Amazon、Appleと様々な有名ブランドから発売されています。

スマートスピーカーの特徴

スマート家電を声で操作できる

話しかけるとAIアシスタントがなんでも答えてくれる

音楽再生・ニュース記事の読み上げなどの便利機能

先ほど紹介したスマートリモコンと連携する事で、家電を声で操作できるようになります。

「電気をつけて」
「エアコンを25℃に設定して」
「EDMを流して」

話しかけるだけで身の回りのことをAIが自動でやってくれる、

まさにSF映画の世界が自宅にやってきます。

オススメは「Google Nest Mini」


(出典:楽天市場)

Googleから発売されているスマートスピーカーです。

オススメポイントは以下です。

  • ユーザーごとの声を認識する「Voice Match」搭載
  • 話した言葉を変換してくれる翻訳機能
  • Bluetoothでスマホと繋いで音楽再生も可能

スマートスピーカーの中でも比較的安く、3,000円程度で購入できます。

IoT化の一歩としての手軽さが魅力です。

スマートプラグ

一番お手軽なのがこのスマートプラグです。

コンセントと電源コードの間にスマートプラグを差し込むだけで、かんたんに家電をIoT化する事ができます。

スマートプラグの特徴

コンセントに差し込むだけでIoT家電化できる
スマホから消費電力や稼働時間をチェックできる
スマホアプリからタイマー設定ができる

スマートリモコンに比べると機能は少ないですが、

「スマホから扇風機のタイマー設定をしたい」
「消費電力を確認して節約したい」

などの目的であればお手軽なスマートプラグがオススメです。

オススメは「Amazon Smart Plug」

(出典:Amazon)

Amazonから簡単に購入できるスマートプラグです。

オススメポイントは以下です。

  • 「定型アクション」機能で時間を指定して電源のON/OFFができる
  • Amazon Echoに対応、声で家電を操作できる
  • コンパクトなデザインで邪魔にならない

お手軽な上に、Amazonのスマートスピーカーに対応。

話しかけるだけで家電の操作が簡単に出来ちゃいます。

まとめ

  • IoTとはあらゆる世の中のモノがインターネットに接続する技術
  • 自宅のスマートホーム化、自動運転、遠隔医療など可能性は無限大
  • スマートリモコン/スピーカー/プラグでかんたんに自宅をIoT化

今後ますます加速していく世の中のIoT化。

世の中が便利になる事を期待しつつ、まずは身近なところから体験していくのもいいですね。

 

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