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【完全版】インターネット回線が遅い!11の原因と対策を徹底解説

【完全版】インターネット回線が遅い!11の原因と対策を徹底解説

インターネット回線を使っていて、速度が遅い!とお困りの方、多いと思います。

・インターネット接続が遅い
・動画視聴サイトですぐにフリーズしてしまう
・時間帯によって遅いときがある
・SNSで写真や動画がなかなか表示されない
・ブラウザの表示が遅い

上記のような問題でお困りのあなたに、本記事では以下について、元販売員の筆者がわかりやすく解説していきます。

この記事でわかる事

・インターネット回線が遅くなる11の原因
・速度を速くするための対策
・オススメのインターネット回線

分かりやすい様、原因となる項目を簡単に解決できる順番に解説していくので、
すでに解決している部分があれば、自分に関係のありそうな原因から見ていただいて大丈夫です。

インターネット回線が遅くなる要因を項目別に考える

一口にインターネット回線と言っても、実は様々な過程を経てあなたのスマホやパソコンの元に届けられています。

インターネット回線の仕組み

遅い要因はどこにあるのか、項目別に考えてみる事であなたにあった原因を見つける事が出来ます。

インターネット回線が遅くなる11の原因

■利用する端末(スマホ・パソコン)
1.OSが最新バージョンでない
2.キャッシュが溜まりすぎている
3.ウィルス感染している

■インターネット接続機器(ONU・ルーター)
4.ルーターの設置場所が適切でない
5.ルーターが高速対応していない
6.LANケーブルが高速対応していない
7.ONU(モデム)が熱を持っている

■インターネット回線(光回線・ADSL)
8.ADSLを使っている
9.配線方式は高速対応していない

■プロバイダ
10.IPv4方式で接続している
11.通信障害が起きている

これらの項目について、順番に見ていきましょう。

利用する端末(スマホ・パソコン)が原因

利用する端末(スマホ・パソコン)が原因

1.OSが最新バージョンでない

スマホやパソコンのOS(オペレーティングシステム)が古いままだと、処理速度が低下する原因になります。

自身の端末を確認し、最新バージョンでない場合にはアップデートしましょう。

2.キャッシュが溜まりすぎている

キャッシュとは、訪問したウェブサイトの情報を一時的に保存する仕組みの事です。

キャッシュ機能があるおかげで、よく見るサイトの読み込みは速くなりますが、その他のページを読み込む速度の低下につながります。

対策:キャッシュの削除方法

■iPhoneの場合(Safariブラウザの場合)
1.「設定」をタップ
2.「Safari」の中の「詳細」をタップ
3.「Webサイトデータ」をタップし「全Webサイトデータを削除」をタップ

■Androidの場合(Chromeブラウザの場合)
1.「設定」の中の「アプリと通知」をタップ
2.「Chrome」を選択し「ストレージ」をタップ
3.「キャッシュを削除」をタップ

■パソコンの場合(Chromeブラウザの場合)
1.Chromeで右上にあるボタン(閉じるボタンの下)の中の「設定」をクリック
2.「プライバシーとセキュリティ」の中の「閲覧履歴データの削除」をクリック
3.削除する期間を選び、チェックボックスにチェックが入っていることを確認して「データを削除」をクリック

3.ウィルス感染している

スマホやパソコンがウィルスに感染していると正常な処理が出来ずにインターネット通信速度が低下する場合があります。

セキュリティソフトを入れている方は問題ないかと思いますが、まだの方は導入を検討してみてもいいかと思います。

インターネット接続機器(ルーター・ONU)が原因

接続機器が原因

4.ルーターの設置場所が適切でない

ほとんどのWi-Fiルーターは、「下方向と横方向360°」に向かって電波を発します。

したがって、部屋の隅や、床にルーターを置いていくと速度低下の原因になります。

理想は、部屋の中心部の高い位置になるので、設置場所の調整も試してみてください。

5.ルーターが高速対応していない

Wi-Fiルーターが古く、高速通信に対応していない場合、インターネット通信速度の低下につながります。

いくら速い回線を契約していても、ルーターが高速対応していなければ速度は出ません。

対策:Wi-Fi規格11ac以上のものに変える

Wi-Fiルーターの最大通信速度は、そのルーターのバージョン(規格)によって異なります。

自宅のルーターの規格を確認し、「11ac」未満の規格であれば変更する事をオススメします。

■Wi-Fi規格の種類

Wi-Fiに関しては別の記事でも解説しているのでそちらもご覧ください。

Wi-Fiって何なの?今さら聞けない基本やメリットを解説
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6.LANケーブルが高速対応していない

LANケーブルもWi-Fiルーター同様、そのケーブルのバージョン(規格)によって最大通信速度は決まっています。

インターネット回線が最大1Gbpsのものであれば、そのスピードに対応したケーブルを選びましょう。

対策:カテゴリ6a以上のケーブルに変える

LANケーブルは「カテゴリ」と呼ばれる規格によって分けられています。

自宅のLANケーブルを確認し「CAT○○」と記載された○○部分の英数字を見てみましょう。

■LANケーブルカテゴリ一覧
10Gbps対応の物もAmazoなどで安く購入できるので、簡単に改善する事が出来ます。

 

7.ONU(モデム)が熱を持っている

ONUが古かったりスペックが低いものだと、すぐに熱を持ってしまい処理速度が低下、インターネット通信速度の低下に繋がります。

対策として、

  • 一度電源を切って数分放置し、再起動
  • 治らない場合は、提供元の事業者に確認し新しい機器を手配

を試してみてください。

インターネット回線(光回線・ADSL)が原因

インターネット回線が原因

8.ADSLを使っている

インターネット回線の種類がADSL(電話線を利用した回線)の場合、そもそもの最大通信速度が限られています。

この様にADSLは最大でも光回線の20分の1しか速度が出ないため、その他の要素を改善しても速度が速くならないです。

今では光回線が主流になっていますので、これを機に光回線への変更を検討してみましょう。

ADSLのサービス提供は2020年現在も徐々にサービスを終了しており、NTT・ソフトバンクの提供するADSLサービスは2023年1月末までに完全終了すると発表されています。

現在ADSLを利用している人は早急に光回線に変更する事をオススメします。

オススメの光回線は以下の記事でも解説しているので、参考にしてみてください。

光回線とADSLの違いは?違いと今選ぶべき回線をわかりやすく解説
光回線とADSLの違いは?違いと今選ぶべき回線をわかりやすく解説自宅のインターネット回線を変えようか検討していると、光回線とADSLの違いが気になる方も多いのではないでしょうか。 「光回線とAD...

9.配線方式が高速対応していない

光回線を利用していても速度が遅い場合、問題は建物内の配線方式が関係している可能性があります。

一軒家の場合は、宅内まで光ファイバーを引き込んでいるので問題ないですが、

マンションなどの場合、光回線は「集合装置」と呼ばれる部分に引き込まれますが、そこから各部屋への配線方式は建物によって異なります。

■配線方式の種類
・光配線方式:最大通信速度1Gbps(=1,000Mbps)
・LAN配線方式:最大通信速度100Mbps
・VDSL配線方式:最大通信速度100Mbps

マンション内の配線方式が光配線方式以外の場合、そもそもの最大通信速度が10分の1になります。

対策:フレッツ以外の光回線に変える

マンションの配線方式を変えるには、オーナーや組合の承認が必要で難易度がかなり高いです。

この場合、フレッツ光以外の光回線事業者にすることで自宅に直接光回線を引き込む事が出来ます。

フレッツ光以外でオススメの光回線は、NURO光auひかりです。

理由としては、

  • フレッツ以外の独自光回線で大手(信頼性が高い)
  • NURO光なら最大2Gbpsで通信可能
  • NURO光→ソフトバンク、auひかり→auのスマホ代が毎月最大1,000円割引

ただし、それぞれ提供エリアが限られているので注意が必要です。

サービス名 提供エリア 月額料金
NURO光 北海道
関東エリア(東京都、神奈川県、埼玉県、千葉県、茨城県、栃木県、群馬県)
東海エリア(愛知県、静岡県、岐阜県、三重県)
関西エリア(大阪府、兵庫県、京都府、滋賀県、奈良県)
九州エリア(福岡県、佐賀県)
4,743円
auひかり 全国(eo光/コミュフア提供の東海・関西エリアを除く) 3,400円
※マンションタイプ

 

それぞれの公式サイトで提供エリアを確認出来るので、あなたの自宅は提供対象か確認してみましょう。

NURO光の提供エリア確認はこちら

auひかりの提供エリア確認はこちら

プロバイダが原因

プロバイダが原因

10.IPv4(PPPoE)接続になっている

利用中のプロバイダがIPv4という接続方式の場合、古いタイプの接続方式となるため通信速度の低下に繋がります。

IPv4方式では、プロバイダの用意したネットワーク終端装置という設備を通ってインターネットに接続するため、利用する人数が増えると渋滞が発生し速度が大幅に低下します。

自分の利用しているプロバイダの接続方式は公式サイトや契約書などで確認しましょう。

対策:IPv6方式対応のプロバイダに変更する

IPv6(IPoE)方式はIPv4方式の後に登場した新しいインターネット接続方式です。

IPv6方式ではネットワーク終端装置を通ることなく直接インターネット接続が出来るので、利用人数の多い時間帯でも快適にインターネット接続が可能です。

IPv6方式対応のオススメプロバイダは以下の3つです。

  • GMOとくとくBB ドコモ光
  • ソフトバンク光
  • So-net光プラス

理由としては、

  • 業界大手で信頼性が高い(通信が安定)
  • 最新のIPv6方式にも対応
  • スマホとの組み合わせで、スマホ代から毎月約1,000円割引
サービス名 月額料金 IPv6(IPoE)接続
サービス料金
IPv6対応ルーター
レンタル月額料金
その他
GMOとくとくBB ドコモ光 戸建て:5,200円
マンション:4,000円
無料 無料 ドコモスマホとセット割で毎月最大1,000円割引
ソフトバンク光 戸建て:5,200円
マンション:3,800円
無料 467円 ソフトバンクスマホとセット割で毎月最大1,000円割引
So-net光プラス 戸建て:3,780円
マンション:2,780円
無料 400円
※1年間無料
auスマホとセット割で毎月最大1,000円割引

 

IPv6方式に対応しつつ、スマホ代の節約にもなるので、これらのインターネット回線が断然オススメです。

11.通信障害が起きている

サービスプロバイダ側のシステムエラーで通信障害が出ている場合、インターネットの接続は極めて遅くなります。

この場合、こちら側で出来る対応はないです。
ホームページ等で状況を確認しつつ、復旧を待ちましょう。

何度も通信障害がある場合には、信頼性の高い大手のプロバイダに変更してもいいかも知れません。

まとめ

  • インターネット接続のどの部分が原因なのか分けて考えよう
  • まずは自分のスマホ・パソコンから、ダメであれば接続機器や回線種類を確認
  • 回線・プロバイダ・接続機器すべてが高速対応しているか確認しよう

これからさらにインターネットを使った動画・ゲーム・IoTなどのサービスが拡大してきます。

自宅のインターネット回線をベストな状態にしておいて損はないですよ。

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