インターネット回線について調べていると、「下り最大1Gbps」「上り最大300Mbps」などの表記を目にすることがあると思います。
「bpsってなに?」
「上り下りってなんなの?」
という疑問をお持ちの方に、本記事では以下についてわかりやすく解説していきます。
・bpsとは
・通信の上り下りってなに?
・回線速度の目安
bpsとは
bpsとは、bit per second(ビット・パー・セコンド)の略で、1秒当たりのデータ通信量を事を指します。
例えば1Gbpsの回線であれば「1秒間に1GBのデータ通信が出来る回線」という事になります。
1秒間により多くのデータを運べるほど、通信速度が速いと言えます。
また、bpsの前につく「G(ギガ)」や「M(メガ)」は数字の単位を表します。
単位はbit数が1000倍になるごとに変わっていきます。
※コンピュータの2進法の世界では1024倍と表記する場合がありますが、ここではわかりやすい様国際表記の1000倍で解説します。
単純計算で1GBは1Bの10億倍にもなるので、ものすごい通信量に思えますね笑
ただ最近の光回線などは1Gbps以上の速度が出るものが多く、動画やオンラインゲームなどより多くのデータを送受信するコンテンツにも対応しています。
通信の上り、下りとは
交通情報などで「上り線、下り線」等の言葉を聞いたことがあると思いますが、インターネットにおける上り、下りとは、通信の方向を表しています。
上りとは
上りとは、自分のスマホやパソコンからインターネット上にデータを送る際の通信のことで「アップロード」とも言います。
「インスタに写真をアップした」
「YouTubeに動画をアップした」
は上り通信でアップロードしたということになります。
下りとは
下りとは、自分のスマホやパソコンにインターネット上からデータを受け取る通信のことで「ダウンロード」とも言います。
「アプリをダウンロードした」
「Netflixの動画をダウンロードしておこう」
は下りの通信を使ってダウンロードしたということになりますね。
ただ注意したいのは、速度表記のほとんどの場合は、「下り最大」など「最大」という言葉が一緒に表記されています。
これは「ベストエフォート方式」といい、回線をベストな状態で使用した時に出る最大値であって、使用環境や端末の種類によって速度は異なるという事への保険でもあります。
あくまで理論上の数値であって、常にこの速度での通信が保証されているわけではありません。光回線の場合、実際の通信速度はその3~6割程度と言われます。
(引用元:セキュアサンバ)
回線速度の目安
一般的には、10~30Mbpsあれば快適に通信が出来るといわれてます。
メールやLINE、Webサイトでも写真や動画の量が多ければ読み込みが遅く感じる事もあるのであくまで目安です。
また動画も4Kなどの超高画質映像であれば25Mbps以上が推奨と言われていますので視聴の際は解像度にも注意しましょう。
まとめ
- bpsは「1秒当たりのデータ通信量」
- 上りはアップロード、下りはダウンロードのこと
- 一般的には10~30Mbps以上あれば快適
最近では下り最大10Gbpsの光回線サービスも登場しており、より快適にインターネットを使える環境が整ってきました。
あなたの利用用途に合わせて、インターネット回線を選ぶ際には速度にも注目してみてください。
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