スマートフォン

【最新版】iPhoneとAndroidの違いは?元販売員が徹底解説

【最新版】iPhoneとAndroidの違いは?元販売員が徹底解説

スマホを新しく買おうかな、機種変更しようかなと検討しているあなた。

iPhoneとAndroid、どちらにしようか悩んでいませんか?

「そもそもiPhoneとAndroidって何が違うの?」
「自分にはどっちのスマホが合っているの?」

こんな疑問をお持ちのあなたに、本記事では以下について、元スマホ販売員が分かりやすく解説していきます。

この記事でわかる事

・iPhoneとAndroidの違い
・それぞれの特徴
・iPhoneとAndroidどちらがオススメか

 

iPhoneとAndroidの違いを7項目で比較

結論、2020年現在ではiPhoneとAndroidの違いはほとんどなくなってきています。

一昔前は、指紋認証が出来るか、お財布ケータイが使えるかなど、それぞれの特徴が色濃く出ていましたが、
お互いに進化を遂げた結果、スペック面での違いはほとんどなくなりました。

ここでは、特に違いのある部分をピックアップして比較してみます。

■iPhoneとAndroidの違い

  iPhone Android
OS iOS Android
メーカー Appleのみ 40社以上
国内シェア 約60% 約40%
世界シェア 約30% 約70%
機種の種類 大きく分けて3タイプ 700種類以上
アプリ数 約200万個 約350万個
価格帯 4~15万円台 1~15万円台

※2020年9月時点

一番の違いはOS

OSとはスマートフォンを動かすためのソフトで、一番の基礎となる部分です。

iPhoneはApple社が作った独自の「iOS」というOSを使用していますが、
AndroidスマホはGoogle社の作った「AndroidOS」というOSを搭載しています。

「AndroidOS」は各メーカーがGoogleと提携する事で利用する事が出来るため、世界各国で40社以上のメーカーがAndroidOSを搭載した700種類以上のスマホを開発しています。

ちなみに、Googleも2018年~「Pixel(ピクセル)」という純正のスマホを発売しています。

Googleの作ったハードウェア(スマホ本体)にGoogleの作ったソフトウェア(AndroidOS)を搭載しているので互換性も高く、Googleアプリや機能を最大限に活用できる1台になっています。

国内ではiPhoneが人気、しかし世界ではAndroidが圧倒

iPhoneが日本で初めて販売されたのは2008年。あの孫正義氏率いるソフトバンクより発売されました。

当時日本でスマートフォンがほとんど普及していなかった時代、iPhoneの持つ高機能とシンプルで使いやすい操作性は圧倒的な衝撃を与えました。

また、当時日本で流通していたandroidスマホは機能性でiPhoneに劣るものが多く、iPhoneが市場シェアを圧倒し、現在も約60%のシェアを維持しています。

 

一方、世界基準で見るとそのシェアはAndroidが約70%と圧倒しています。

これは、世界的に見るとiPhoneは価格帯が高く、「高級品」という見られ方をしていることが影響しています。

Androidスマホは安いものだと1万円台~購入できるので、世界中のより多くの人が利用しやすいという点でシェアを圧倒しています。

アプリ数はAndroidが有利だが、ウィルスに注意

iPhoneの場合は「App Store」から、Androidの場合は「Google Play」からアプリをダウンロードする事ができます。

取り扱うアプリの数はGoogle Playの方が多いですが、これはアプリをリリースするハードルの違いが関係しています。

iPhoneのApp Storeの場合、アプリをリリースするには厳しい審査を通過する必要があり、厳選されたアプリだけがリリースされる仕組みがあります。

一方、AndroidのGoogle Playの場合、審査は特になく最短10分程度でアプリをリリースする事が出来ます。

手続きが簡単なだけに多くのアプリが並んでいますが、その分クオリティが低かったり、中にはマルウェアなどダウンロードするとウイルスに感染するような悪質なアプリまで紛れ込んでいます。

Androidスマホの場合、良くわからないアプリを安易にダウンロードするのは危険なので注意しましょう。

iPhoneのオススメポイント5つ

それぞれの違いが分かったところでiPhoneのオススメポイントを解説します。

1.シンプルで分かりやすい操作性
2.3Dタッチ機能
3.バッテリーの持ちが良い
4.セキュリティが強い

5.ケース種類が豊富

1.シンプルで分かりやすい操作性

iPhoneはApple社が一括でスマホ本体・OSをデザインしているため、シンプルかつ使いやすい仕様になっています。

Androidスマホの場合は、Googleの作ったAndroidOSを各メーカーが作ったスマホに搭載しているため、独自の機能やカスタマイズが多く、逆に使いづらい面もあります。

iPhoneの場合、機種変更をしても基本的に使い方は変わらないので安心です。

2.3Dタッチ機能

iPhoneでは、画面を強く押す事で様々な操作が可能な「3Dタッチ」という機能が搭載されています。(iPhone6S以降)

例えば、操作したいアプリのアイコンをタップしながら強めに押し込むと、
センサーが3D タッチを読み取り、アプリを開かなくてもメニューにアクセスできる「クイックアクション」を表示してくれます。

3Dタッチを使えば、LINEのトーク一覧から既読を付けずにトーク内容をチェックする事が出来ます。
※強く押しすぎると既読がついてしまうので注意

3.バッテリーの持ちが良い

iPhoneはスペック表に記載されているバッテリー容量はAndroidスマホと比べて少なめですが、実際のバッテリーの持ちはかなり良いです。

これは、「iOS」が使っていないアプリの通信量等を制御してくれるので、バックグラウンドで消費するバッテリー量が少なく、効率的にスマホを稼働させてくれるからです。

またバッテリー容量が少ない事で、充電時間が短く済む、というメリットもあります。

4.セキュリティが強い

iPhoneはセキュリティ面でAndroidより優れていると言えます。

これは、iPhoneに搭載されているOS「iOS」のコードが公開されておらず、不正にOSコードを改変されたり、ハッキングされるリスクが低いからです。

反対にAndroidの場合は、メーカーやユーザー自身でもOSのカスタマイズが可能なので、iPhoneに比べるとセキュリティの面でリスクがあります。

5.ケース種類が豊富

ケースに関しては圧倒的にiPhoneの方が種類が豊富です。

これは、前述した通り機種数の違いが理由です。

iPhoneは現在最新機種で言うと大きく分けて3タイプに分けられます。

iPhoneのタイプ

■iPhone11(通常モデル)
■iPhone11Pro/ProMax(ハイエンドモデル)
■iPhoneSE(廉価モデル)

ハイエンドモデルの11Pro,11ProMaxのサイズ違いを含めても4種類しかないので、1機種に対して様々なケースを作ることが出来ます。

対してAndroidは約700機種以上が流通しています。

売れるか分からない(販売台数が少ない)機種に対して沢山の種類のケースを作ることはリスクが大きいので、種類が少なくなってしまうのです。

また、国内のiPhoneシェアが約60%あることも、ケースが種類が豊富な要因の一つです。

Androidのオススメポイント5つ

次に、Androidのオススメポイントを5つ紹介していきます。

1.機種代金が安い
2.SDカードにデータ保存が可能
3.ホーム画面・ウィジェットのカスタマイズ機能
4.おサイフケータイの種類が豊富
5.画面分割が可能

1.機種代金が安い

比較部分でもお話しましたが、Androidの方が機種を安く買う事が出来ます。

安いものだと1万円台~購入する事ができるので、

とにかく機種代は安く抑えたいという方はAndroidスマホがオススメです。

2.SDカードにデータ保存が可能

多くのAndroidスマホは、microSDカードにデータ保存をすることが可能です。

スマホ本体の容量+SDカードの保存容量を使うことが出来るので、高画質な写真・動画を安心して沢山撮影することが出来ます。

ちなみに、Google純正スマホ「Pixel」ではSDカードの利用はできません。

しかしGoogleアプリとの連携が充実しているので、「Googleフォト」「Googleドライブ」などクラウド上のストレージに無制限でデータを保存する事が出来ます。

3.ホーム画面・ウィジェットのカスタマイズ機能

Androidスマホでは、ホーム画面やウィジェットのカスタマイズ機能が充実しています。

Google Playからカスタマイズ用のアプリをダウンロードして簡単にカスタマイズする事ができます。

iPhoneの場合、アプリは画面左上から順番に並べるしかないですが、Androidスマホでは自分の好きな位置にアプリを配置することが出来ます。

また、Androidスマホの場合、ホーム画面にGoogleの検索窓を配置する事が出来ます。

ブラウザを起動せずにいつでも検索をすることが出来るので、かなり便利な機能と言えます。

4.おサイフケータイの種類が豊富

Androidスマホはおサイフケータイの対応種類が豊富です。

iPhoneでもiPhone7以降に「Apple pay」というおサイフケータイのような機能が追加されましたが、対応している種類がAndroidの方が多いです。

電子マネー Android iPhone
Suica
PASMO ×
※2020年中に対応予定
iD
Quick Pay
nanaco ×
WAON ×
楽天Edy ×

 

5.画面分割が可能

(出典:Galaxy)

Androidには「マルチウィンドウ」という機能が搭載されており、画面を分割して2つのアプリを同時に表示する事が出来ます。

例えば、

  • お店の情報をブラウザで見ながら、Googleマップを開く
  • Youtubeを見ながら、調べものをする
  • 攻略サイトを見ながら、ゲームをする

など、使い方は無限大です。

iPhoneでもアプリを利用する事で画面分割が出来ますが、有料版でないと機能が良くないものが多いです。

 

iPhoneとAndroidどちらがオススメか

ここまで解説してきた部分を踏まえて、iPhone・Androidそれぞれどんな人にオススメかまとめました。

iPhoneはこんな人にオススメ

なるべくシンプルに使いたい
みんなが良く使っている機種がいい
沢山のスマホケースの中から選びたい

Androidはこんな人にオススメ

ホーム画面を自分でカスタマイズしたい
好きなメーカーのスマホを使いたい
本体代金は安く抑えたい

 

どちらの機種にするにしても、通信会社はMVNOなどの格安SIMにする事をオススメします。

理由は以下の3つです。

  • 料金が大手キャリアの3分の1以下
  • 今のスマホをそのまま使える
  • データ消費が少なければさらに節約できる

MVNOについては別の記事でも解説しているので参考にしてみてください。

【令和版】MVNOとは?大手キャリアとの違いやメリットを徹底解説今では使う人もかなり増えてきたスマホの「MVNO」。 なんとなく聞いたことはあるけど、 「興味はあるけど、詳しいことは分からない...

まとめ

  • iPhoneはApple製のiOS、AndroidはGoogle製のAndroidOSを搭載している
  • 日本ではiPhone、世界ではAndroidが人気
  • シンプルに使いたい人はiPhone、カスタマイズしたい人はAndroid

結論、一概にどちらがオススメという事は断言できません。

ひとりひとりゼッタイに欲しい機能、外せない機能というのは異なるので、

今回解説した部分を参考にしていただき、自分に合ったスマホを選んでもらえればと思います。

COMMENT

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です